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中西寛(ひろし)・京都大教授
4月に入って政府は岸田文雄首相が大型連休中にアフリカ諸国(エジプト、ケニア、モザンビーク、ガーナ)を歴訪すると発表した。5月に広島で開催される主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)をにらんで、いわゆる「グローバルサウス」の中でも重要な位置を占めるアフリカ地域との関係強化を印象づけようという方針の表れであることは明らかである。
その直後、スーダンでの内戦が急激に悪化し、在留外国人の緊急避難が検討されるべき状況となった。しかし空港施設が戦闘に巻き込まれている状況で各国とも避難作戦の実施は困難な情勢だ。日本も約60人の在留邦人がいるとされており、自衛隊部隊が出発したが、近隣のジブチで待機する予定となっている。
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