スーダンから退避の邦人「一日も早い平和を望む」 ジブチに出国

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スーダンの正規軍と政府系準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との衝突で立ち上る煙=首都ハルツーム近郊で2023年4月22日、ロイター
スーダンの正規軍と政府系準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との衝突で立ち上る煙=首都ハルツーム近郊で2023年4月22日、ロイター

 スーダンから自衛隊機でジブチに退避した北九州市の認定NPO法人「ロシナンテス」の川原尚行理事長は24日、オンライン取材に応じ「自衛隊の皆さま、大使館、外務省、多くの方々に感謝している」と語った。現地に残る邦人の安否を気遣い、一日も早くスーダンが平和になってほしいと訴えた。

 ロシナンテスは現地で医療支援を実施。スタッフの岩吹綾子さん、七條孝司さんと共に退避した川原さんは「私一人ではここまでできなかった。多くのスーダンの方々の力もあってジブチまで来られた」と振り返った。

 スーダンの首都ハルツームから北東部ポートスーダンに移動して自衛隊機に乗ったが、経緯については「一切言うことはできない。邦人が残っており、彼らに危険を及ぼす可能性がある」と強調した。「私たちは争いがない所に身を置けたが、多くのスーダン人は危ない所に身を置いている」と思いやった。

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