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鳥取市の定有堂書店が4月18日に閉店したのを後で知り、鳥取在任時に取材したこともあって店主の奈良敏行さん(74)に電話したところ、逆に「どこで知りました?」とまず聞かれました。
2月に店内に掲示した紙で告知しただけで、あえて発信をせず、取材も断っていたそうです。
「書店員の聖地」と称され、常連の顔を思い浮かべて「3冊は売れそうな本」を仕入れる独特の書棚が評判でした。それだけに奈良さんに連絡してくる知己や元常連が相次ぎます。
奈良さんは、店のホームページや既存メディアでの情報がない中で、波紋がどう広がったかを確認したかったそうです。「それがおもしろいんですよね」と話す奈良さんは、いつもの含み笑いを響かせていました。
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