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<滝野隆浩の掃苔記(そうたいき)>
「エンドオブライフ・ケア(ELC)協会」の設立8周年シンポジウムが4月15日、横浜市で開催された。「ユニバーサル・ホスピスマインドをすべての人生のそばに」がテーマ。今回は大学生や小学生も体験発表した。
協会では設立当初、人生の最終段階にかかわる人材の育成に力を入れた。ところが、小澤竹俊代表理事が学校に出向き子供たちに「いのちの授業」を続けるうちに、「解決できない苦しみ」は誰でも抱えており、専門家まかせにせず皆で学び合いたいという思いを強める。そうして「ユニバーサル・ホスピスマインド」という考えが生まれた。
一般に「ホスピス」では、死を前にしても穏やかに生きることを目指す。協会では死に限らず、病苦、貧困、いじめなど、あらゆる困難に直面する人を、子供から高齢者まで皆で支えるための講習会を開始。この考えは共感を呼び、全国規模の生協や大学との提携話が進んでいる。
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