ニュース女子番組「沖縄の平和運動を愚弄」 勝訴確定で原告会見

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最高裁で制作会社側の上告が棄却されたことを受けて記者会見する市民団体共同代表の辛淑玉さん=東京・霞が関の司法記者クラブで2023年5月1日午後3時9分、遠藤浩二撮影
最高裁で制作会社側の上告が棄却されたことを受けて記者会見する市民団体共同代表の辛淑玉さん=東京・霞が関の司法記者クラブで2023年5月1日午後3時9分、遠藤浩二撮影

 バラエティー・情報番組「ニュース女子」を巡る名誉毀損(きそん)訴訟で、制作会社の旧DHCテレビジョン(虎ノ門テレビに名称変更)に550万円の賠償などを命じる判決が最高裁で確定したことを受け、原告の市民団体共同代表の辛淑玉(シン・スゴ)さんが1日、東京都内で記者会見した。辛さんは「沖縄で平和運動をしている人たちを、みんなで笑って愚弄(ぐろう)した悪質な番組だった。勝たなければいけない裁判だった」と振り返った。

 番組は東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)で2017年1月に放送され、沖縄県の米軍ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設反対運動の参加者を「テロリスト」などと表現。出演者は、市民団体が参加者に日当を払って動員しているという趣旨の発言をした。1審・東京地裁(21年9月)、2審・東京高裁(22年6月)は、いずれも賠償金とともに謝罪文のウェブサイトへの掲載を旧DHCテレビジョンに命じ、最…

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