チャットGPT 民主主義に試練 国立情報学研究所社会共有知研究センター長・教授、新井紀子氏に聞く

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=北山夏帆撮影
=北山夏帆撮影

 対話型AI(人工知能)「チャットGPT」が急速に普及しているが、その功罪を巡って世論は割れている。どう向き合えばよいのか、AIの専門家に聞いた。

「偽情報」疑わぬ危うさ

 チャットGPTに注目が集まっている。人間以外のものが人間っぽく言語を生成するという意味では人類史的出来事だ。しかしチャットGPTを使ったことのない人は自分の名前を入れてみて、どのぐらい間違っているかを確かめてみてほしい。その内容を誰かが信じてしまうことを想像してほしい。おそらく「怖い」と思うのではないか。

 チャットGPTは、高度な自然言語処理能力を持つ「大規模言語モデル」に大量のデータを学習させることで、人間と見分けがつかないくらいスムーズに文章を作る。しかし出てきた結果が正しいとは限らない。膨大なデータから確率に基づいて出てくるもので、意味を理解して作られた文章ではない。追求しているのは「もっともらしさ」で、「正しさ」ではない。

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