アートで感じる憲法 条文と現代美術組み合わせ 墨田など都内3会場 /東京

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森栄喜さんの作品を鑑賞した後、憲法24条(2項)の条文を読む女性たち=墨田区で
森栄喜さんの作品を鑑賞した後、憲法24条(2項)の条文を読む女性たち=墨田区で

 憲法とアートによる「日本国憲法展」が墨田区江東橋5のギャラリー「無人島プロダクション」などで開かれている。憲法の条文と現代美術を組み合わせた独特の空間が生まれている。【明珍美紀】

 赤や青、黄や緑など色とりどりのチューリップがアクリル板の上に描かれている。アーティストの森栄喜さんの作品だ。「デモで路上に寝転んで抗議している人々をチューリップに見立てた」という。その横に「婚姻や家族に関する法律は、個人の尊厳に立脚して制定されなければならない」と定めた憲法24条2項を記した白い紙が張ってある。

 漫画家の故赤塚不二夫さんの作品「天才バカボン」に登場する名物警官のイラストは、「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」との36条と組み合わせた。

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