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入管・難民問題

国外退去処分になった外国人の入国管理施設での扱いが注目を集めています。難⺠に厳しいと言われる日本。人権は守られている︖

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「外国人への人権侵害許すな」 入管法改正案、大阪で抗議集会

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今国会で審議中の入管法改正案に反対の声を上げる市民ら=大阪市北区で2023年5月12日、鵜塚健撮影
今国会で審議中の入管法改正案に反対の声を上げる市民ら=大阪市北区で2023年5月12日、鵜塚健撮影

 今国会で審議中の入管法改正案に反対する市民らが、大阪市北区のJR大阪駅北側で12日夜、抗議集会を開いた。改正案は、難民認定申請を3回以上繰り返した外国人を送還できるように規定しており、国内外の専門家から批判も強い。集会参加者からは「外国人への人権侵害を許してはいけない」などの声が上がった。

 集会は、関西在住の市民や学生らで作るTRY(外国人労働者・難民と共に歩む会)が中心に企画し、約50人が参加。この日、国会前で大規模な集会があり、呼応する形で開かれた。

 入管を巡っては、2021年3月に名古屋入管でスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が適切な医療を受けられないまま死亡。この問題への反発も影響し、改正案は2年前に廃案になった。大きな修正がないまま改正案は再提出され、今月9日に衆院で可決、12日に参院での審議が始まった。改正案については、国連人権理事会の専門家らが4月、「国際人権基準を満たしていない」として日本政府に見直しを勧告…

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