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河井夫妻選挙違反事件

19年参院選を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相と妻の案里元参院議員の有罪判決が確定。現金を受け取った地方議員に厳しい目が。

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元広島市議会議長「報酬の認識ない」 河井事件で初公判 /広島

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 2019年参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相(60)=実刑確定=から現金計70万円を受け取ったとして公職選挙法違反(被買収)の罪に問われた元広島市議会議長、藤田博之被告(85)の初公判が15日、広島地裁(後藤有己裁判長)であった。藤田被告は「選挙運動の報酬として供与されたわけではない」と述べ、検察側と争う姿勢を示した。

 検察側は冒頭陳述で「一旦は拒否したが、河井氏から促され受け取った」と述べ、藤田被告が、河井氏の妻案里氏(49)=有罪確定=への投票とりまとめなどの報酬と認識していたと指摘した。弁護側は「地方議員に過ぎない被告が受け取りを拒否することはできなかった」と主張。70万円のうち50万円を受け取ったのは、案里氏が党公認となる前だったため、「選挙運動の報酬との認識はなかった」と反論した。

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