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日米地位協定

在日米軍に対する特別待遇を定め、さまざまな問題を生む元凶ともされる日米地位協定。見直しを求める声が広がっています。

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バイデン大統領専用ヘリは都心をどう飛んだ 1年前の来日時

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東京・新宿の「東急歌舞伎町タワー」(高さ225メートル)屋上のクレーン手前を通過する大統領専用ヘリ。飛行位置は新宿駅上空で、地上には繁華街も広がる。ヘリはこの後、新宿駅の北側を周回した=2022年5月22日午後5時43分ごろ、都心の200メートル級のビルから取材班撮影
東京・新宿の「東急歌舞伎町タワー」(高さ225メートル)屋上のクレーン手前を通過する大統領専用ヘリ。飛行位置は新宿駅上空で、地上には繁華街も広がる。ヘリはこの後、新宿駅の北側を周回した=2022年5月22日午後5時43分ごろ、都心の200メートル級のビルから取材班撮影

 東京都心で在日米軍がどのような飛行をしているか、あまり知られていない実態を明らかにする取材の一環で、毎日新聞は米国のバイデン大統領が1年前に来日した際の飛行状況を撮影して記録した。都心の空はどんな様子になったのか。再来日して臨む主要7カ国首脳会議(G7サミット)を前にその実態を紹介する。

 バイデン氏は昨年5月22日に東京都西部の米軍横田基地(福生市など)から入国し、港区六本木の米軍ヘリポートに米海兵隊所属の大統領専用ヘリ2機で移動した。取材班はこの際の飛行を三つの高層ビルから撮影。複数の映像を分析し、ヘリとビルの位置関係などから飛行ルートと高度を割り出した。

新宿上空付近を旋回

 先に都心に到着したヘリは午後5時43分、新宿駅上空を西から東に通過し山手線内に進入。駅通過時の高度は、駅近くで建設中だった…

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【日米地位協定】

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