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第82期名人戦

若き王者・藤井聡太名人への挑戦権をかけた第82期名人戦A級順位戦が開幕。「打倒 藤井」を目指し棋士たちの長い戦いが始まった。

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第81期名人戦七番勝負 藤井聡太王将-渡辺明名人 第2局の9

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自重の角引き 観戦記・藤本裕行

 図から[先]7九玉は、後手の攻め駒に近づくため指しにくい。[先]6六歩も[後]7三桂と換わって、先手の次の手が難しい。

 だから、実戦の[先]3五歩は、控室でも本命と見られていた。問題は[後]3四金のときに、[先]1三角成がどうなるか。

 以下、[後]同香[先]1四歩[後]2五桂[先]1三歩成[後]3三玉[先]2五桂[後]同金(参考図)と進む。

 控室の検討では先手がやれそうと見ていたが、考慮中の藤井からはそんな雰囲気は感じられなかった。そして、昼食休憩を挟んで出した結論は、[先]2六角の自重だった。

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【第82期名人戦】

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