ホンダF1復帰 わずか2年半での方針転換 納得いく説明なく
毎日新聞
2023/5/24 20:56(最終更新 5/24 20:56)
有料記事
1087文字
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

ホンダのF1復帰は、ファンにとって朗報だ。2026年からの登場とはいえ、現在のF1ドライバーで唯一の日本勢である角田裕毅(アルファタウリ)とともに、日本国内の人気が沸騰するかもしれない。アストン・マーチンという新たなパートナーを得て、ホンダは「DNA」と呼ぶレースの世界で再び技術を高められる。ただ、疑問は残る。それならば、なぜ撤退したのか。
20年10月、F1から21年シーズン限りで撤退することを表明した記者会見で、当時の八郷隆弘社長は「再参戦は考えていない」と明言した。電気自動車(EV)に経営資源を集中させるという経営判断だった。それからわずか2年半での方針転換だ。
ホンダは26年からF1のレギュレーションが変更され、環境負荷の低いパワーユニット(PU)を使用することなどを復帰の理由に挙げたが、納得のいく説明ではない。撤退当時を知るホンダ関係者は…
この記事は有料記事です。
残り707文字(全文1087文字)