「毛がない」生き物を目撃 身近な野生動物が、なぜこんな姿に?

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記者が目撃した体の一部にだけ毛がある生き物=東京都練馬区で2023年5月1日午前、山田奈緒撮影
記者が目撃した体の一部にだけ毛がある生き物=東京都練馬区で2023年5月1日午前、山田奈緒撮影

 未知との遭遇だった。5月1日午前、記者は東京都練馬区で見かけた生き物に驚いた。体の一部にだけ毛があり、皮膚は硬そうで灰色に近い。ネコほどの大きさに細長いしっぽ。不気味に思えたが、取材を進めると、ある身近な野生動物が病気にかかった姿だと分かった。なぜこんな姿になったのか。

 スマートフォンで「証拠写真」を押さえた後で区役所に電話をかけた。「外来種のハクビシンかもしれない」と想像を巡らせつつ、その正体と取るべき対応を知りたかった。

 「見たことない」「とにかく毛が一部しかない」。電話越しに見た目を説明すると、区の担当者は思いがけない野生動物の名前…

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