特集

第81期名人戦

第81期名人戦七番勝負は、初挑戦の藤井聡太王将が渡辺明名人を破り、4勝1敗で名人位を奪取。最年少名人獲得記録を更新、史上2人目の7冠を達成した。

特集一覧

将棋

第81期名人戦七番勝負 藤井聡太王将-渡辺明名人 第2局の12

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

二択を誤る 観戦記・藤本裕行

 図から[後]6四同歩と香を取り返すのは、[先]1四香[後]同香[先]同飛がある。そこで、[後]6五桂~[後]2四香が後手の予定だ。

 先の長考で、渡辺は実戦と[後]8六歩の二択で迷っていたらしい。[先]同歩なら[後]6五桂[先]8八銀に[後]8七歩があるため、[先]8六同銀がいい。以下[後]8二香と攻めてどうか。

 後手はこちらの変化が勝った。なぜなら、[先]6三香成の手抜きが好手だったからだ。続く[後]2七香成の両取りに、[先]2六桂(本日終了図)の切り返しもうまい。

この記事は有料記事です。

残り283文字(全文533文字)

【第81期名人戦】

時系列で見る

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集