梅酒の“聖地”目指します 「乾杯条例」もある屈指の産地、魅力発信

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梅酒テラスが設置される紀州石神田辺梅林=和歌山県田辺市上芳養で2023年2月28日午前11時30分、竹内之浩撮影
梅酒テラスが設置される紀州石神田辺梅林=和歌山県田辺市上芳養で2023年2月28日午前11時30分、竹内之浩撮影

 全国屈指の梅産地で、梅酒や梅ジュースでの乾杯を奨励する条例を持つ和歌山県田辺市が、条例制定10周年の今年度から、梅酒を切り口に観光誘客を図る「梅酒ツーリズム事業」に取り組む。大阪・関西万博が開かれる2025年度までの3年間、梅酒好きなら一度は行きたい「梅酒の聖地」を目指し、国内観光客やインバウンド(訪日外国人)に向けて梅酒や田辺の魅力を発信する。

 「田辺市紀州梅酒による乾杯及び梅干しの普及に関する条例」は13年12月に制定された。市内では5社が梅酒を製造する。今月、市や生産者、飲食業、観光などの12団体で事業を進める実行委員会が設立された。計画ではターゲット層を20代女性、コンセプトを「シェアしたくなる梅酒旅」とし、来訪者によるSNSの発信や口コミで認知度向上を狙う。

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