ATMで警告音声「詐欺かも」 明石高専が防犯システム開発へ

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特殊詐欺の防犯システムの実験をする明石高専の学生(手前)ら=兵庫県明石市で2023年5月18日午後2時35分、澤俊太郎撮影
特殊詐欺の防犯システムの実験をする明石高専の学生(手前)ら=兵庫県明石市で2023年5月18日午後2時35分、澤俊太郎撮影

 増え続ける特殊詐欺被害を防ごうと、明石工業高等専門学校(兵庫県明石市)の学生らが、現金自動受払機(ATM)の前で警告音を出す防犯システムの開発を進めている。県警と連携した取り組みで、将来的な実用化を目指すという。

 「詐欺被害の可能性があります」「この会話は録音されています」。警告音声がATMの付近に設置を想定したスピーカーから大音量で発せられる。

 開発が進むのは、高齢者らが電話などで詐欺グループから指示を受けて、現金を引き出そうとする場面を想定した防犯システムだ。設置されたマイクがATM利用者の「振り込み」などといったキーワードを検出するとスピーカーが反応し、警告音を繰り出す。

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