学童机に液晶モニター 元地理教諭が特許申請 教室デジタル化対応

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MiraE-Deskを発明した村田良さん。タブレットPCとスマホをつないで「読み」「書き」ができる=県庁で2023年5月25日午前11時41分、北出昭撮影
MiraE-Deskを発明した村田良さん。タブレットPCとスマホをつないで「読み」「書き」ができる=県庁で2023年5月25日午前11時41分、北出昭撮影

 教室で進むデジタル化に対応できる児童生徒用の未来型学童机を滋賀県立大津青陵高校通信部の元教諭、村田良(まさる)さん(62)=京都市右京区=が開発し、滋賀中央森林組合の協力で滋賀の材木を使って試作品を完成させた。未来(Mirai)と電子装置(Electronics)を兼ね備えた学童机(Desk)を更に発展させたいとの思いを込めて「MiraE-Desk」(ミライーデスク)と名付け、特許も申請した。

 村田さんは今年3月まで同高通信部(大津市大平1)で地理を担当。学生時代から音楽を趣味とし、電子機器が身近にあり、教職に就いてからもワープロやパソコンを授業や学務に積極的に取り入れてきたという。一方で近年は教科書や地図、副教材など「紙」の教材に加え、ノートパソコンやタブレットなど「デジタル文房具」が教育現場に登場してくるのを目の当たりにしてきた。

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