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エネルギー安定供給と脱炭素の両立を 過渡期迎えた東京ガスの狙い

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インタビューに答える東京ガスの笹山晋一社長=東京都港区で2023年5月26日、佐久間一輝撮影
インタビューに答える東京ガスの笹山晋一社長=東京都港区で2023年5月26日、佐久間一輝撮影

 「エネルギーの安定供給と脱炭素をどう両立するか。責任あるトランジションを進めていく」。東京ガスの笹山晋一社長は、2025年度までの中期経営計画の狙いについてこう説明する。

 水素と二酸化炭素(CO2)を合成し、都市ガスの原料となる「e―メタン」の製造技術開発を進めている。合成のために回収されるCO2と、燃焼によって排出されるCO2を相殺し、「実質排出量ゼロ」を実現するのが狙いだ。

 同社ら大手ガス3社と三菱商事は、海外に大規模なe―メタン供給網を構築する検討を始め、25年中に投資判断を行う予定。米国の液化天然ガス(LNG)基地が最有力候補だ。笹山社長は「30年までに都市ガス需要の1%をe―メタンにする目標(東京ガスのみで年間8000万立方メートル)で、ある程度大きなプラントを造る必要がある」と話し、プロジェクトに期待を示す。

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