特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

コロナワクチン未接種 「拒否者」扱い廊下脇に 元消防職員「差別」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
毎日新聞が入手した甲賀広域行政組合消防本部の内部文書。「ワクチン接種拒否者」の「業務区別」を詳細に記載し、全職員に回覧していた
毎日新聞が入手した甲賀広域行政組合消防本部の内部文書。「ワクチン接種拒否者」の「業務区別」を詳細に記載し、全職員に回覧していた

 滋賀県の甲賀広域行政組合消防本部(甲賀市)が2021年、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けなかった30代の職員に対し、感染防止対策として他の職員から離れた廊下脇で業務をさせていたことが、毎日新聞の取材で明らかになった。「ワクチン接種拒否者」として全職員との接触を制限し、その旨を全職員に文書を通じて知らせていた。職員はその後退職を余儀なくされたといい、「ワクチン接種をしない職員に対する見せしめで差別ではないか」と心情を語った。

 元職員は同消防本部警防課で勤務していた21年4月、職員を対象としたワクチン接種の日程を告げられた。インフルエンザのワクチン接種で副反応が出たことがあり、上司に接種しない意向を伝えた。「強制ではない」とされながらも次の接種日程を告げられるなど、日々重圧を感じたという。

この記事は有料記事です。

残り1058文字(全文1409文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集