マイナカード導入へ突っ走る政府へ「姑息。丁寧な説明すべきだ」

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マイナポイントの申請手続きに訪れた市民らで混雑する神戸市東灘区役所のサポートデスク=神戸市で2022年9月12日午後3時11分、中田敦子撮影
マイナポイントの申請手続きに訪れた市民らで混雑する神戸市東灘区役所のサポートデスク=神戸市で2022年9月12日午後3時11分、中田敦子撮影

白鳥浩・法政大大学院教授(現代政治分析)に聞く

 トラブルが相次ぐマイナンバーカード。行政のデジタル化に詳しい法政大大学院の白鳥浩教授(現代政治分析)は「国民の声も現場の声も聞かないで、政府だけが突っ走っている。リスクを正直かつ丁寧に説明すべきだ」と話す。【聞き手・道永竜命】

 ――トラブルの本質的な問題はどこにありますか。

 ◆こうなるだろうなというのはほぼ予想できていた。岸田文雄政権はあまりにもデジタル化を急ぎすぎている。「いついつまでにやれ」という形で進めているところがあって、それが本質的な問題だ。国民が置き去りで、地方自治体も対応が追いつかず、政府だけが勝手に走っている。個人情報に対する扱いがあまりにもぞんざいなのだろう。

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