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新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けていた酒類業界の景況感について、帝国データバンクは2日、4月に感染拡大前の水準に回復したと発表した。景況感を示す景気動向指数(景気DI、50が「良い」「悪い」の判断の分かれ目)は45・7で、2カ月連続で全産業の指数を上回った。コロナ流行前の2020年1月は34・4だった。これまでも一時的に34・4を超えることはあったが、すぐに失速していた。帝国データは「旅行需要や歓送迎会に伴う消費が目立ち、個人消費関連を中心に幅広く景況感が上向いている」と分析している。
帝国データによると、酒類関係(約75社)の景気DIは、新型コロナ感染拡大前は30台で推移し、20年4月に最低となる5・1を記録した。その後は緩やかな回復を見せるも、感染者数の増加や行動制限などで宴会や会食の中止・自粛が相次いで消費が低迷。約1万1100社を対象にしている全産業の景気DIを大きく下回り続けた。
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