風呂上がりにおいしい牛乳を 通行客に3000パック無料配布 富山

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大好きな牛乳を受け取る女の子=富山駅で、青山郁子撮影
大好きな牛乳を受け取る女の子=富山駅で、青山郁子撮影

 飼料や燃料費の高騰で経営に大きな打撃を受けている畜産農家や銭湯を応援しようと、富山市は今年度、牛乳の無料配布を実施して消費拡大を図る。第1段として「牛乳の日」の1日、富山駅で紙パック牛乳(200ミリリットル)約3000個を無料配布し、通行客に喜ばれた。

 牛乳は、飼料代が高騰しているうえに加熱や冷却などの製造工程に大量の電気が必要で、電気料金の大幅値上げが業者に追い打ちをかけている。同市の大手「とやまアルペン乳業」では、年間の電気料金が約1000万円も増えたといい、樋口俊幸社長は「大打撃です」と苦境を明かす。

 銭湯も、湯を沸かす重油などの燃料費高騰の影響を受けている。昨年度までは県などからの補助金があったが、今年4月に入浴料金を10~30円引き上げたことで、その補助もほとんどなくなった。

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