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全国の小中高校などに勤務する養護教諭の約6割が、拒食症や過食症など「摂食障害」の生徒・児童に対応した経験があることが、日本摂食障害協会のアンケート調査で判明した。養護教諭を対象にした全国規模の調査は初めて。調査に当たった研究者は「半数以上に経験があるというのは多い印象。摂食障害に悩む子の早期発見に、学校現場が果たしている役割は大きい」と分析する。
摂食障害は、体重増加を極度に恐れて食事を制限する神経性やせ症(拒食症)や、衝動的に大量に食べて排出する神経性過食症(過食症)が代表的な症状の精神疾患。女性のやせ志向などを背景に1980年代から増え始めた。厚生労働省によると2019年時点で受診・入院している人は推計で約24万人。9割以上は10~20代の女性とされる。
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