「意志を持って」トヨタ、“できすぎ”の第1代表　都市対抗東海

第94回都市対抗野球大会東海2次予選・第1代表決定戦（3日、愛知・岡崎レッドダイヤモンドスタジアム）

○トヨタ自動車7―4ヤマハ●（トヨタ自動車は9年連続25回目の出場）

　合言葉は「意志を持ってプレーする」。トヨタ自動車が序盤の集中打で主導権を握り、逃げ切った。

　三回。口火を切ったのは1番・八木健太郎だ。1死で右打席に入ると「この内野の位置ならいける」と、セーフティーバントを仕掛けた。転がったボールは三塁手の正面ながら、狙い通りの内野安打となった。

　予想外の動きを見せた後は、2～4番打者がいずれも初球打ちで3連続単打をマークして1点を先取した。勢いは止まらず7番の福井章吾も駄目押しの2点適時三塁打を放つなど、この回一挙6点を奪い、昨年の予選で1点に封じられたヤマハのエース・佐藤廉を引きずり下ろした。

　近年のトヨタ自動車のチームの特徴と言えば、…