特集

ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

特集一覧

ロシア「ガスプロム」社が徴兵機能 社員から志願兵募る 英紙報道

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
ガスプロム本社が入るタワ-(右)=ロシア西部サンクトペテルブルクで2023年3月27日、AP
ガスプロム本社が入るタワ-(右)=ロシア西部サンクトペテルブルクで2023年3月27日、AP

 英フィナンシャル・タイムズ紙は2日、ロシア国営大手ガスプロムが、社員の中から志願兵を募集し、ウクライナの戦地に送り込む徴兵機能を果たしていると報じた。

 同紙によると、ロシア軍関係者やガスプロムの現役社員、OBなどへの取材から、同社と密接な関連を持つ二つの民兵組織の存在が浮かび上がった。ガスプロムは社内で警備を受け持つ社員などを対象に、帰還後の職の保障や特別手当などを条件に志願者を募り、一定期間、民兵組織を通じて戦地に動員しているという。

 ロシア政府は2022年9月に「部分的動員令」を発令したところ、国外に脱出する人が相次ぎ混乱を招いた。このため政府系企業などの社員から志願兵を補充するルートを拡大しているとみられる。企業側にとっては、技師など必要不可欠な人材を対象から外すなど人選をコントロールしながら、事実上の兵員を軍に供給し、政権との良好な関係を保てるメリットがあるとされる。

この記事は有料記事です。

残り209文字(全文603文字)

【ウクライナ侵攻】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集