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温暖化の危機伝える「炭素予算」=大場あい(くらし科学環境部)

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夏になると実感しやすくなる地球温暖化。昨年、東京都心で初の猛暑日を記録したのは6月25日だった=東京・銀座で同日午後3時4分、北山夏帆撮影
夏になると実感しやすくなる地球温暖化。昨年、東京都心で初の猛暑日を記録したのは6月25日だった=東京・銀座で同日午後3時4分、北山夏帆撮影

 母校の大学の学生に、記者の仕事について話をする機会があった。私が担当している地球温暖化に関する記事や最近の話題をいくつか紹介した後、試しに聞いてみた。「気候変動問題に関心はありますか?」

「遠い世界の話」が普通の受け止め

 記者を目の前に「関心がない」とは言いづらかったのか、学生たちは微妙な表情。それでも「自分事として捉えていない人が多いのではないか」「遠い世界の話、堅苦しい話と思っている人もいると思う」など、率直な意見を言ってくれた。

 これまで取材で出会ったのは、国際会議に出席したり対策強化を求めるデモに参加したりする若者が多かった。なので一般の学生の反応は新鮮だったし、これが正直な声だと思った。

 私自身、環境問題を担当する前は、まったくと言っていいほど気候変動に興味がなかったから偉そうなことは言えない。それに、気候変動の科学や国際交渉について伝える記事は特殊な言葉などを使うことが多く、分かりやすいと言えないという反省もある。

 広島市であった主要7カ国首脳会議(G7サミット)は、…

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【気候変動】

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