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海外への思い、熟成の3年間 「惣誉酒造」社長 河野遵さん=1979年度卒
「母校をたずねる」は栃木県立宇都宮高編をお届けします。旧制中学を前身とした高校としては県内で最も古い歴史がある名門校で、地元では「宇高(うたか)」の愛称で親しまれています。卒業生の河野遵さん(61)=1979年度卒=は、栃木県市貝町で明治時代に創業した酒蔵「惣誉(そうほまれ)酒造」の社長として、近年は日本酒の海外輸出にも力を入れています。「海外など外の世界に目を向けるようになったのは、宇高の英語部で過ごした日々があったからです」と高校時代を振り返ります。【小林祥晃】
「宇高」を初めて見たのは中学2年の時でした。酒蔵の4代目だった父に連れられ、仕事関係の知人と一緒に宇都宮市内のレストランで食事した際「あれが宇高だよ」と教えてもらいました。見ると、市街地の中にうっそうと生い茂る一角があります。それが学校の敷地をぐるりと囲む数千本の木々でした。森のようなたたずまいがとても印象に残りましたね。
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