米共和党のノースダコタ州知事、大統領選へ出馬表明　「経済最優先」

　米中西部ノースダコタ州のダグ・バーガム知事（66）は7日、同州ファーゴで演説し、2024年の大統領選で共和党の候補指名を目指して立候補すると表明した。歳出削減や減税など知事としての実績と企業経営での成功をアピールし、「経済政策が最優先であるべきだ。米国の現場を知るリーダーが必要だ」と訴えた。全米レベルの知名度は他の主要候補に比べて低く、党支持者に存在感を示すことが大きな課題になる。

　バーガム氏は演説で「過去1年間で減税、年金改革、（知事や州議会議員の）任期制限などを達成した。同じことを米国全体でもできるはずだ」と強調。「未来を切り開くには規制ではなく、技術革新が必要なのに、（民主党の）バイデン政権は規制強化にとらわれている。結果として物価は上昇し、世界での競争力が失われている」と政権を批判した。