富士山東麓 ロケ活況 「樹海好アクセス」周知 /山梨

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映画「世界の終わりから」の樹海でのロケ風景=静岡県裾野市提供
映画「世界の終わりから」の樹海でのロケ風景=静岡県裾野市提供

 富士山東麓(とうろく)の静岡県御殿場市、裾野市で映画やドラマのロケが活況となっている。富士の裾野の雄大な光景は以前からロケ地として重宝されていたが、“樹海”にロケバスを横付けできたり、さまざまな場面を撮影できたりするなどの便利さが業界関係者に知られたのが理由の一つだという。【石川宏】

 裾野市によると、市内の2022年度のロケ件数は35作品だった。公開中の映画「世界の終わりから」(紀里谷和明監督)や、放送中のTBS系ドラマ「ペンディングトレイン」のロケが行われ、20年度の16作品、21年度の30作品を上回る過去最多となった。

 「映画『樹海村』のロケが裾野でのロケを押し上げた」と同市情報発信課の庄司元一(もとかず)主幹は話す。「樹海村」は21年製作の清水崇監督のホラー映画。庄司主幹は「樹海と言えば山梨県だ。しかし、山梨側はイメージダウンを危惧しているうえ、森の中を十数分歩かなければ撮影場所に行けない。これに対して、裾野市では車を横付けして1分歩けばこけむした樹海の風景を撮影できると知ってもらえた」と話す。

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