映画「めんたいぴりり パンジーの花」きょう全国公開 江口カン監督「すぐそばにある幸せ」 現代風と昭和の香り

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
「東京にずっといたら、福岡の空気が吸いたくなる」と語る江口カン=福岡市中央区で2023年5月24日、渡辺亮一撮影
「東京にずっといたら、福岡の空気が吸いたくなる」と語る江口カン=福岡市中央区で2023年5月24日、渡辺亮一撮影

 <金曜カルチャー 西部発 文化&芸能>

博多華丸と富田靖子 リアルな博多弁で

 福岡県出身・在住の江口カン監督の最新映画「めんたいぴりり パンジーの花」(99分)が9日、全国公開(九州は先行公開中)される。ダブル主演の博多華丸と富田靖子も福岡県生まれ。全編博多弁で物語が紡がれる。江口に思いを聞いた。

 「全シーン、全キャラクター、手を抜かずに丁寧に描きました。何かに悩んでいるとき、ふらっと実家に帰る。父ちゃん、母ちゃんに会って気持ちをリセットすることで、また町に戻っていける。そんな作品になりました」

 博多の中洲市場商店街で食料品店「ふくのや」を営む、お人よしの海野俊之(華丸)と、しっかり者の妻、千代子(富田)が主軸を担う。店の前で突然、たこ焼き屋台「つるちゃん」を始めた吉田ツル(余貴美子)の過去、店の従業員の恋など、脇役の視点も加わりながらストーリーが進み、群像劇としても楽しめる。

この記事は有料記事です。

残り1341文字(全文1735文字)

あわせて読みたい

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集