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関東大震災100年

1923年9月1日に発生し、10万人を超える犠牲者を出した関東大震災。100年後を生きる私たちが学べることは。

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関東大震災下の朝鮮人虐殺 「つらい歴史、後世に」地元住民が慰霊祭へ

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具学永の墓の前に立つ「むくげの会」代表の木島修さん。案内プレートも木島さんのお手製だ=埼玉県寄居町の正樹院で2023年7月28日、隈元浩彦撮影
具学永の墓の前に立つ「むくげの会」代表の木島修さん。案内プレートも木島さんのお手製だ=埼玉県寄居町の正樹院で2023年7月28日、隈元浩彦撮影

 1923年9月の関東大震災下で起きた朝鮮人虐殺では、埼玉県内でも約200人が犠牲になったとされる。悲劇の地の一つ、寄居町では地元住民の手によって、犠牲者の追悼の集いが開かれる。初めてのこととみられる。「不都合な事実」ゆえに町内で大きな盛り上がりになっているわけではない。だが慰霊祭を計画している木島修さん(70)は「町にとってつらい歴史に向き合い、次の世代に伝えていきたい」と話す。【隈元浩彦】

 寄居駅から歩いて5分ほどの浄土宗の寺院、正樹院。28歳で惨殺された具学永(クハギョ)が眠る。

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