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ロシアの隣国、フィンランドに京都市生まれの社会学者がいる。ヘルシンキ大講師の朴沙羅さん(39)。ムーミンや北欧デザインの印象が強いフィンランドは、意外に軍事的な国だ。両親が社会運動の活動家という朴さんは、ウクライナで戦争が始まってから何を感じてきたのか? 一時帰国中の彼女に会いに、そうだ京都、行こう。
祇園祭でにぎわう7月半ばの午後。京都府庁近くのホテルのラウンジに朴さんがいた。京言葉のマダムたちがよもやまばなしに花を咲かせる横で、開口一番「フィンランドで考え方が変わりました。特に国家と戦争について」。
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