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インターネット上に投稿された小説を原作に、スマートフォン(スマホ)などで楽しむ縦読みマンガ「ウェブトゥーン」を作る試みが始まっている。仕掛けるのはネット小説のプラットフォーム「テラーノベル」だ。運営会社の蜂谷宣人社長(36)に話を聞いた。
テラーノベルは2017年にサービスを開始した。利用者は、無料で小説を投稿したり読んだりできる。一般的なスタイルの小説の他に、チャット(会話)形式の作品もあり、気軽に楽しめるのが特徴だ。7月時点で、スマホアプリのダウンロード数は660万超、作品数は約266万で国内最大級の規模を誇る。
ウェブトゥーンへの原作提供は、キャラクターなどのライセンスを生かす「IPビジネス」で世界進出を目指すためという。これまで日本では、ネット上で発表された小説は、人気が出ると書籍にしたりコミカライズ(マンガ化)したりして発売されるのが一般的だった。しかし「そこがゴールでは日本にとどまる。世界を目指すなら、ウェブトゥーンの原作が最良」と蜂谷社長は話す。
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