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日米地位協定

在日米軍に対する特別待遇を定め、さまざまな問題を生む元凶ともされる日米地位協定。見直しを求める声が広がっています。

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超高層ビルが15棟に 米軍ヘリポートの環境変化、港区は撤去要請

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Google Earth Studioの3D画像にビル情報などを加えたもの。米軍の六本木ヘリポートの東側ルート付近にも、超高層ビル1棟が来年完成する=配信している「特権を問う」の動画から
Google Earth Studioの3D画像にビル情報などを加えたもの。米軍の六本木ヘリポートの東側ルート付近にも、超高層ビル1棟が来年完成する=配信している「特権を問う」の動画から

 東京・六本木に立地する在日米軍ヘリポートの周辺で高層ビルが急増する。毎日新聞が確認しただけでも半径約1キロの圏内に建設中もしくは計画決定のなされた高さ100メートル以上の「超高層ビル」が6棟あり、6年後には既存の9棟とあわせて15棟が建つ状態になる見通しだ。2020年に運用が始まった旅客機の羽田新飛行ルートの影響もあり、米軍ヘリが従来よりも高層ビルの近くを通過する可能性が高まりそうだ。

 都心では00年以降、規制緩和で超高層ビルが急増。21年の東京オリンピックなどを機に拍車がかかり建設ラッシュが続く。六本木ヘリポートを巡っては、地元・港区の武井雅昭区長が今年2月、米軍の窓口となる防衛省に対して「開発で高層ビルが建ち並ぶ一帯となり環境が大きく変わってきている」と安全面での懸念を伝えて早期撤去を求めている。

高層ビルで狭まる空

 毎日新聞がヘリポートから半径約1キロを目安に調べたところ、既に東側を中心に六本木ヒルズ(高さ238メートル)や東京ミッドタウン(同248メートル)などの超高層ビルが9棟ある。

 新たに建つ予定の6棟は…

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【日米地位協定】

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