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2018年9月の胆振東部地震で、札幌市清田区里塚地区の住宅街は地盤の液状化により大規模な土砂流出が起き、宅地や道路が大きく陥没した。当時、住民説明会や対策に奔走した札幌市危機管理局の佐々木将仁(まさと)さん(38)はその経験を基に北見工大大学院で博士号を取得。「液状化の街」がわずか2年でよみがえった背景に「速さ」にこだわった市による復旧と住民と築いた信頼関係があった。【真貝恒平】
8月下旬の夕方、札幌市清田区の里塚地区。閑静な住宅街を小学生が笑いながら下校していた。周囲は新築の家々が建ち並ぶ。5年前、茶色の土砂に覆われた道路が波を打つようにゆがみ、民家が傾いていた風景とは一変していた。震央から約90キロも離れていたが、液状化によって被災した住宅は約120棟に上った。
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