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ラグビーW杯・フランス2023

2023年9月開催のラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会の特集ページです。

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代表最年少はNZ出身ディアンズ 日本へ誘った父の思い ラグビーW杯

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W杯メンバーに選ばれた日本代表のワーナー・ディアンズ選手(左)と父グラントさん=グラントさん提供
W杯メンバーに選ばれた日本代表のワーナー・ディアンズ選手(左)と父グラントさん=グラントさん提供

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会で、2大会連続の決勝トーナメント進出を目指す日本代表は10日、チリとの1次リーグ初戦に臨む。チーム最年少は、21歳のFWワーナー・ディアンズ選手=東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)。201センチの長身を誇るニュージーランド(NZ)出身の大型ロックで、チリ戦の控えメンバーに名を連ねた。来日のきっかけを作った父グラントさん(59)は、我が子の活躍が日本の躍進につながると信じている。

 W杯の代表メンバー33人中30人が発表された8月15日の記者会見で、その名が読み上げられることはなかった。残り3枠の1人としてディアンズ選手の追加選出が発表されたのは3日後の18日だった。

 6月に始まった合宿中に相次ぐけがに見舞われ、ディアンズ選手はW杯前の実戦で出場機会がなかったからだ。グラントさんは「ワーナーが日本代表に選ばれ、日本という国に貢献してプレーすることを、家族みんなが誇りに思っている。けがが治り、存分にプレーしてほしい」と願う。

 元ラグビー選手のグラントさんは2016年、旧トップリーグのNEC(現NECグリーンロケッツ東葛)のS&Cコーチに就任するために来日した。「S&C」は「ストレングス・アンド・コンディショニング」の略。トレーニングなどを通じて選手のパフォーマンスを向上させる役割だ。

 当時ディアンズ選手は…

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