三手で演奏、響き豊かに 左手のピアニスト・智内威雄さん演奏会 23日・奈良で披露へ

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「三手の演奏」に向けて、練習に取り組むピアニストの智内威雄さん(手前)と山口雅敏さん=奈良市で、塩路佳子撮影
「三手の演奏」に向けて、練習に取り組むピアニストの智内威雄さん(手前)と山口雅敏さん=奈良市で、塩路佳子撮影

 <見・聞・楽>

 右手に病を患い、「左手のピアニスト」として活躍する智内威雄(ちないたけお)さん(47)=大阪府箕面市=のコンサートが23日、奈良市のなら100年会館である。ソロ演奏のほか、東京音大時代の同級生と2台のピアノを使った「三手の演奏」を披露する。智内さんは「三手の知られざる音楽を広げたい。息を合わせて弾く楽しさも伝えたい」と話している。【塩路佳子】

 共演するのは、兵庫県西宮市在住のピアニスト、山口雅敏さん(47)。ラベルの「左手のためのピアノ協奏曲」をはじめ、曲は三手用にアレンジした。山口さんは「一人が伴奏、一人が旋律を弾くのではなく、互いの音が交じり合うように仕上げた」と語る。

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