EV組み立て時間や投資額を半減 トヨタが次世代生産技術を公開

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
 トヨタ自動車が次世代EVの生産技術として開発する、大型プレス機で車台の一部を一体成型する「ギガキャスト」の試作機=愛知県みよし市
 トヨタ自動車が次世代EVの生産技術として開発する、大型プレス機で車台の一部を一体成型する「ギガキャスト」の試作機=愛知県みよし市

 トヨタ自動車は18日までに愛知県内の工場で、2026年に投入する「次世代電気自動車(EV)」の生産技術を報道陣に初公開した。大型プレス機で車台の一部を一体成型する「ギガキャスト」や、車を自動運転で走らせながら組み立てる「自走生産」で、いずれも試作段階だ。これらの技術を確立し、EVの組み立て時間や工程数、工場投資額を現行の半分にする。

 トヨタは年間1000万台規模を販売する世界最大の自動車メーカーだが、EVに限れば米テスラなどに後れを取る。重要市場の中国や北米でEVシフトが進む中、自社で提供できる台数を30年に350万台に引き上げる計画を立て、生産工程の見直しを進めている。

この記事は有料記事です。

残り518文字(全文808文字)

あわせて読みたい

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集