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ラグビーW杯・フランス2023

2023年9月開催のラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会の特集ページです。

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「とんぼ」「乾杯」 日本の名曲、スタジアムに一体感 ラグビーW杯

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【日本ーイングランド】試合前にリーチ・マイケルと姫野和樹のボードを掲げる日本人サポーター=仏ニースで2023年9月17日、ロイター 拡大
【日本ーイングランド】試合前にリーチ・マイケルと姫野和樹のボードを掲げる日本人サポーター=仏ニースで2023年9月17日、ロイター

 「あれ?」と思ったファンの方も多いはずだ。ラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会のスタジアムで、試合前の練習中や試合後に流れ、日本代表と観客の心を一つにしたのは歌手・長渕剛さんの名曲だった。

 聞き覚えのあるメロディーは10日、チリ代表との初戦(トゥールーズ)の試合前練習中におもむろに流れ始めた。

 「ああ しあわせのとんぼよ どこへ♫」

 曲の中盤にさしかかる頃には会場で声援を送る多くの日本からのファンも歌を口ずさみ、重圧がかかるW杯初戦を前に、一体感が生まれた。チリに42―12で快勝した後の会場には、「乾杯」も流れて、祝福ムードが高まった。17日(日本時間18日)のイングランド戦の試合前にも流れた。

 関係者によると、練習中や試合後に流す音楽は、チーム側からリクエストが可能。ベテランの堀江翔太選手(埼玉パナソニックワイルドナイツ)が後日、内幕を語った。「アマト(・ファカタバ)とかトンガ出身選手がめっちゃ好き。皆が知っているということで、(中村)亮土、流(大)あたりが選んだんだと思う」。特にファカタバ選手は、ウエートトレーニング中にも長渕さんの曲を流すほどの愛好家だという。

 堀江選手自身も「自然と口ずさめる曲。めちゃくちゃ緊張している時に流れるといい感じに力が抜けて僕は良かった」と笑顔で振り返った。厳しい戦いが続くW杯1次リーグ。日本ではおなじみのメロディーも選手の躍動を後押しする。【ニース角田直哉】

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