「奇跡の木」と紡ぐ紅茶復活劇 高知・佐川など3産地コラボ 撤退企業社員が後押し /高知

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茶畑に残っていた紅茶用品種「べにほまれ」の木(中央)=奈良県山添村で、久木田照子撮影
茶畑に残っていた紅茶用品種「べにほまれ」の木(中央)=奈良県山添村で、久木田照子撮影

 第二次世界大戦後、大手菓子メーカー・森永製菓向けに紅茶を作っていた国内三つの産地が紅茶を復活させる試みを始めた。高知県佐川町、奈良県山添村、三重県亀山市――。いずれも茶葉の生産で栄えたが、1971年の輸入自由化で生産量は激減した。今は過疎や高齢化という共通の悩みを抱え、今春には3産地が協力し、ブレンド紅茶も誕生させた。きっかけは、森永時代から残る1本の木と出会った研究員の熱意だった。【久木田照子】

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