特集

立憲民主党

立憲民主党に関するページです。

特集一覧

分裂中の立憲・神奈川県連、会派統一へ向け対策本部立ち上げ

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
立憲民主党 拡大
立憲民主党

 立憲民主党の神奈川県連が、所属議員の会派分裂の解消に向け、事態収拾に乗り出した。青柳陽一郎県連代表を本部長とする対策本部を立ち上げ、直接介入を試みるという。ただ分裂会派の議員には「まずは方針を聞かないと何とも言えない」と懐疑的な意見もあり、会派統一は前途多難だ。

 「原則通り、会派を一つに戻す。県連の介入自体、本来恥ずかしいことだし、有権者に申し訳ない」。11日の県連常任幹事会の終了後、青柳氏が報道陣に嘆いた。ガバナンス対策本部を発足させ、会派統一に向け動きを本格化させた。青柳氏と事務局長の中谷一馬幹事長に加え、分裂会派の団長らがメンバーだ。

 4月の統一地方選後、県内各地の議会では、立憲議員の所属会派が分裂する事態が相次いだ。県議会は3会派に、相模原や小田原などの市議会では2会派にそれぞれ割れた。県連内は2022年7月の参院選の候補者擁立を巡り内紛。その後も女性議員からハラスメントの訴えが続出するなど、混乱が続いた。

 青柳氏は7月の県連大会で「分裂している議会から役員は選ばない」と県議らを県連役員から除外。今回の対策本部発足を受け、ある県議は「一部会派の議員が役員に入ることで会派統一が遠のくと考えたのだろう」と青柳氏をおもんぱかる。

 「任期や会期途中の会派異動の難しさもあるが、(対策本部を)立ち上げたからには一つでも結果を出していきたい」と青柳氏。分裂会派の県議からは「歓迎する。協力したい」と前向きな意見がある一方、「まずは青柳氏の方針を直接聞いてみないと何とも言えない。ただ昨年と異なり、会派内の雰囲気は今とても良いので……」との声も。さらに「議会によって分裂の理由は異なる」と言い、分裂解消には時間を要するとの見方が強い。【岡正勝】

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集