連載

政党不信の底流

9月の自民党総裁選、立憲民主党代表選は政治への信頼回復が最大のテーマに。日本に広がる「政党不信」の底流を追います。

連載一覧

政党不信の底流

「これは票を取るなあ」 辻元氏、変装して偵察した石丸演説に驚き

インタビューに答える辻元清美・参院議員=東京都千代田区で2024年9月3日、宮本明登撮影
インタビューに答える辻元清美・参院議員=東京都千代田区で2024年9月3日、宮本明登撮影

 23日投開票の立憲民主党代表選は、同党が政権交代可能な政党になれるか否かを占うものとなる。有権者の間で既存政党への不信感が漂う中、野党第1党はどこへ向かうのか。

 「もう通用せえへんのかな」

 小池百合子氏が3選を決めた7月の東京都知事選の投開票翌日。立憲民主党の辻元清美代表代行(64)はJR有楽町駅前で記者団に敗因を問われ、そうつぶやいた。

 辻元氏の盟友、蓮舫・元立憲参院議員(56)は約128万票を集めたが、得票は小池氏の半分以下。前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)にも37万票差をつけられ、3位に沈んだ。小池氏を支援する自民党が裏金事件で批判を浴び、都知事選を好機と見ていた立憲には手痛い敗北だった。

マスクと帽子で変装、感じた熱気

 選挙戦の最終盤。紫色のタスキをかけ、炎天下で演説する石丸氏の聴衆の中に、マスクと帽子で変装した辻元氏の姿があった。

 当時、報道各社の情勢調査で石丸氏の勢いが報じられていた。「何が起こっているのか自分の目で確かめたい」と辻元氏は思った。石丸氏の街頭演説を2カ所連続で追いかけた辻元氏は、聴衆の熱を感じた。

 「彼は演説の最後に『皆さん、皆さんはもう僕の仲間です』ってやるわけ。それで『かっこいい大人になりましょう。東京を動かしましょう』と。聞いていると気持ちいい」

 石丸氏の演説は…

この記事は有料記事です。

残り1224文字(全文1784文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載

この記事の筆者

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月