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兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題や県議会百条委などの最新ニュースをまとめます。

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斎藤前知事の「劇場型選挙」 支えたSNSの“奇兵隊” 兵庫知事選

聴衆に取り囲まれ、記念写真に納まる斎藤元彦氏(中央右)=神戸市中央区で2024年11月11日午後7時33分、栗田亨撮影
聴衆に取り囲まれ、記念写真に納まる斎藤元彦氏(中央右)=神戸市中央区で2024年11月11日午後7時33分、栗田亨撮影

 自身のパワーハラスメント疑惑を含む文書告発問題を巡り、県議会から不信任決議を受けて失職した兵庫県の斎藤元彦前知事(47)。出直し知事選ではSNS(ネット交流サービス)を駆使して徐々に民意をつかんだ。「劇場型」とも称された選挙戦の陰には、斎藤氏を支える「奇兵隊」の姿があった。

「面白おかしく降ろされるのは…」

 「おはようございます」。10月2日朝、黒いスーツにグレーのネクタイを締めた斎藤氏は神戸市垂水区のJR垂水駅前で頭を下げた。

 失職した9月30日、「県民へのごあいさつとおわび」を目的に地元の神戸市須磨区から街頭活動を始めて3日目。厳しい表情で、知事在任時より少し痩せて見えた。ほとんどの通行人が横目に見て通り過ぎる中、「(告発した元県西播磨県民局長ら)亡くなった職員を弔わないのか」と詰め寄る男性もいた。

 現場にはX(ツイッター)で斎藤氏を擁護してきた10人ほどの支持者が集まっていた。ネット上ではつながっているものの、顔を合わせるのは初めてだった。

 その一人、兵庫県明石市の自営業、ユタカさん(仮名、65歳)は「文書告発問題で、(県議会の)百条委員会が斎藤氏を追及する様子がショーのようにテレビで報じられていて違和感があった」と語る。

 「ネットで調べたら、文書で指摘された疑惑について明確な証拠はないように思い、斎藤さんがそんなに悪いことをしたのかと疑問が膨らんだ」。実際に斎藤氏に会ってみると、「温和な人」と感じ、「このまま面白おかしく引きずり降ろされるのは許せない」と支援を始めたという。

 ユタカさんらはこの日、Xのメッセージグループを作った。グループ名は「奇兵隊」だ。

司馬遼太郎の小説読み返し

 斎藤氏は失職の…

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