「花笠が足りない」 山形の夏祭りを救った意外な素材とは

花笠を手にパレードする「山形花笠まつり」の参加者たち=山形市で2024年8月5日、竹内幹撮影
花笠を手にパレードする「山形花笠まつり」の参加者たち=山形市で2024年8月5日、竹内幹撮影

 東北を代表する山形市の夏祭り「山形花笠(はながさ)まつり」。昨年、約1万人もの踊り手を彩る花笠が一部不足する事態に陥った。今後の存続も危ぶまれる中、海を越え、意外な素材が窮地を救うことになった。

不足した1000個の花笠

 祭りに使う花笠は、農作業の日よけや雨具として伝統的に使われてきた菅笠(すげがさ)に造花や鈴をあしらったもの。「ヤッショ、マカショ」という花笠音頭のかけ声とともに市街地でパレードし、昨年は約70万人もの来場者を集めた一大イベントに必須の道具だ。

 「ドキドキしながら祭りを見ていた。参加者に申し訳ない気持ちになった」

 山形市の祭りで使う花笠の大半を製造、販売する「尚美堂」(山形市)の逸見(へんみ)良昭社長(63)は、花笠が不足した昨年のドタバタをこう振り返る。

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