
関西の経済、企業情報のページです。経済の話題を分かりやすく伝え、キーパーソンのインタビューや識者コラムもお届けします。
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けいざい最前線
フェザー安全剃刀 岸田英三社長 切れ味追求 時代開く ひげそりから医療用に進化
2023/5/26 05:07 1976文字<週刊金曜経済> 精密刃物メーカー大手のフェザー安全剃刀(かみそり)(大阪市北区)は刃物の産地、岐阜県関市で生まれた。満州事変(1931年)の翌年、世界恐慌による不景気の中で利便性の高い替え刃に活路を求めて創業し、家庭用のひげそりから医療用メスや理容・美容分野の製品へも進化を遂げた。91年の歴史の
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なぞ解きけいざい
「社員は大事」の気づき 挑戦、まず社長から
2023/5/19 05:52 2237文字<週刊金曜経済> 率先して情報処理技術者の国家試験「ITパスポート」に合格し、「まぁ、何事も経営からやれってことで」とツイッターに投稿した社長が話題になった。高専在学中に起業し、現在は東証プライム上場企業を率いる45歳。社員を会社のパートナーとして重んじる姿勢にたどり着くまでには、会社の存続さえ揺
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トレンド
USJ公認、OMO7にガイド
2023/5/19 05:52 494文字<週刊金曜経済> 星野リゾートは12日、都市観光ホテル「OMO7(おもせぶん)大阪」で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)の魅力を宿泊客に紹介するサービスを開始した。ホテル従業員が公認のガイドを務め、「映え写真」の撮影場所などを講座を開いて解説する。USJが外部に公認ガイドを認める
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なぞ解きけいざい
OMO7 真価の2年目 より深く「大阪色」に
2023/5/12 05:12 2074文字<週刊金曜経済> 大阪の「日雇い労働者の街」の近くに星野リゾートが都市観光ホテル「OMO7(おもせぶん)大阪」=写真=を開業してから1年。同社の大阪初進出に加え、ブランドと街の組み合わせの意外性が話題になったが、実は稼働する客室が全体(436室)の半数以下の状態が続いている。なぜそうなっているのか
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トレンド
パナ、出社したくなる新オフィス
2023/5/12 05:12 570文字<週刊金曜経済> パナソニックホールディングス(HD)は大阪府門真市に新オフィス「パナソニック・クロスシー カドマ」を開設し、8日から稼働を始めた。会議に使える屋外テラスなどを備え、開放的な空間で社員同士の交流を促す。同社は在宅勤務も認めているが、オフィスで働きたくなる仕掛けを多数用意し、多様な働
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けいざい最前線
世界思想社教学社 上原寿明社長 赤本が開く、教養の扉 1954年創刊、今や378大学に拡大
2023/4/28 05:16 2324文字<週刊金曜経済> 大学ごとに入試に出題された問題を集めた過去問集「赤本」は1954年に創刊され、現在は378大学を扱っている。受験生が志望校に近付く第一歩であり、大学受験の文化としても定着している。発行元は世界思想社教学社(京都市左京区)。上原寿明社長(67)の話に耳を傾けると、戦争を経験した創業
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ビジネスサロンWEST
日本ハム 井川伸久社長
2023/4/21 05:11 491文字<週刊金曜経済> ◇色あせぬチャレンジ精神 「チャレンジを通じて新しい事業につなげられるようにしたい」。4月に就任した日本ハムの井川伸久社長(62)は、新規事業分野の発掘が将来の成長につながる鍵だと強調する。 プロ野球・日本ハムファイターズ(現北海道日本ハムファイターズ)の設立など「日本ハムはチャ
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なぞ解きけいざい
広がるカムバック採用 経験蓄え、能力開花
2023/4/21 05:11 2072文字<週刊金曜経済> 転職や起業のために中途で退職した社員を再び雇い入れる「カムバック採用」が広がっている。内向きの印象が強い銀行業界も例外ではない。かつて日本の職場では退職者を裏切り者のように扱う風潮さえ存在した。辞めた銀行に戻った男性は古巣で何を感じたのか。 りそな銀行の4月1日付人事異動の一覧の
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なぞ解きけいざい
好評、高級トースター 技術×商標 ヒットの魔法
2023/4/14 05:11 2126文字<週刊金曜経済> 家電売り場で目立つようになった高級オーブントースター。各社が焼き方やデザインを追求し、価格は軒並み2万円を超える。いち早く製品を投入した「アラジン」は年69万台を売り上げる主要ブランドに成長したが、手掛けているのは大手の下請けとして始まった企業だ。「こんなに高いトースターが売れる
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なぞ解きけいざい
49歳の異業種挑戦 好きを追求、経験糧に
2023/4/7 05:09 2104文字<週刊金曜経済> かつて「適齢期は三十何歳まで」とささやかれた転職。外資系コンサルティング会社で活躍した経験を持つ中里剛(ごう)さん(53)の場合、決意したのは49歳の時だった。転職先は高級旅館やリゾートホテルで知られる星野リゾートの中でも、宿泊客を直接もてなす現場。経験ゼロながらも50歳を目前に
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けいざい最前線
住江織物 永田鉄平社長 足元から、織りなす時代 創業140年、敷物の先駆者
2023/3/31 05:09 2064文字<週刊金曜経済> カーペット製造大手の住江(すみのえ)織物(大阪市中央区)は、今年で創業140年を迎える。手織りの敷物を帝国議会議事堂に納めたのを皮切りに量産化し、新幹線や自動車のシート地なども開発し、日本の近代化と高度経済成長を足元から支えてきた。敷物文化のフロンティアとして、何を目指しているの
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なぞ解きけいざい
国産ウイスキー100年 冬の時代の仕込み、熟す
2023/3/24 05:18 3062文字<週刊金曜経済> 日本で本格的なウイスキー製造が始まってから2024年で100年を迎える。本場の英国から取り入れた技術を磨き、世界5大ウイスキーの一つに数えられるほどになった「ジャパニーズウイスキー」。そこに至る長い低迷期を脱することができたのは、将来を見越して布石を打っていたからだった。 米ニュ
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なぞ解きけいざい
「大阪の迎賓館」売却 運営に特化、名門守る
2023/3/17 05:18 2154文字<週刊金曜経済> 「大阪の迎賓館」とも呼ばれる名門ホテルを経営する企業が、ホテルの土地と建物をカナダ系不動産投資会社に売却する。新型コロナウイルス禍に伴う入国規制が緩和され、外国人観光客(インバウンド)の数が戻りつつある中で手放す理由とは何か。 大阪市北区の中之島は、その名の通り川に囲まれた東西に
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ビジネスサロンWEST
クボタ 北尾裕一社長
2023/3/10 05:42 496文字<週刊金曜経済> ◇「さん」付け ケンの秘策 上司や部下に関係なく「さん」付けで呼びませんか――。クボタの北尾裕一社長(66)は2022年5月、メールなどを通じて社員約1万2500人にこんなメッセージを送った。 かつての社内では「社長殿」「部長殿」といった仰々しい敬称からメールが始まっていた。こう
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なぞ解きけいざい
大阪駅ー関空、直通特急 「最後の一等地」の念願
2023/3/10 05:42 2277文字<週刊金曜経済> 西日本の駅で最も利用者が多いJR大阪駅と、西日本の空の玄関口である関西国際空港。同じ大阪府内にある交通の要所を直通する特急列車が3月18日に初めて登場する。関空開港から29年間も残っていた弱点を解消したことで、観光やビジネスの弾みになるだけではなく、将来の可能性も広がる。巨大ター
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ビジネスサロンWEST
りそな銀行 岩永省一社長
2023/3/3 05:12 452文字<週刊金曜経済> ◇新興企業支援を強化 りそな銀行に3兆円を超える巨額の公的資金が投入され、実質国有化された「りそなショック」から2023年で20年となる。岩永省一社長(57)は「(15年に)公的資金を完済し、新型コロナウイルスの影響も落ち着いてきた。これからは攻めに転じ、スタートアップ(新興企業
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トレンド
水田肥料「脱プラ」開発加速 米由来の樹脂/コーティング材不使用…
2023/3/3 05:12 716文字<週刊金曜経済> 水田などで使われる肥料を「脱プラスチック化」する技術開発が加速している。肥料のコーティング材として使われるプラスチックが川や海に流出して生態系を汚染することが懸念されており、化学メーカーなどは代替素材の実用化を急いでいる。 懸念が指摘されているのは「一発肥料」と呼ばれるタイプ。肥
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けいざい最前線
エレコム 葉田順治会長 市場激動「変化」で成長 IT周辺機器1万種、売上高1000億円
2023/3/3 05:12 2418文字<週刊金曜経済> 国内外のメーカーがしのぎを削るパソコンやスマートフォンの周辺機器。その中で国内トップシェア製品を数多く手掛けるエレコムは、大阪市に本社を置く日本企業だ。1986年に創業した葉田順治会長(69)は、成功の美酒に酔ったかと思えば、在庫廃棄に追い込まれる“七転び八起き”を経験してきた。
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トップ登場
外国人客取り込み強化 阪神電気鉄道次期社長 久須勇介専務(61)
2023/2/24 05:21 417文字<週刊金曜経済> 「新型コロナウイルス禍で傷んだ鉄道事業の収支は8割まで戻った。今後はインバウンド(訪日外国人客)観光で成長につなげる」。4月1日付で阪神電気鉄道の社長に昇格する久須(くす)勇介専務(61)は、訪日客の取り込みを強化する考えだ。 そのために沿線の観光都市・神戸の魅力を発信する。2月
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けいざい最前線
シケン 池尻誉広社長 「ソラデー」シリーズ 歯の健康、水と光で守る
2023/2/24 05:21 1652文字<週刊金曜経済> 創業から40年余り、画期的な歯ブラシを市場に送り出してきたオーラルケア商品製造・販売の「シケン」(大阪市天王寺区)。水と光だけで細菌を分解できる「光触媒反応」の技術を歯ブラシに応用した「ソラデー」シリーズは、累計1620万本(2022年8月末現在)を売り上げたロングセラー商品だ。
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