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季語刻々

  • 摘みにゆくこの世の果のつくしんぼ

     ◆昔 ◇摘みにゆくこの世の果(はて)のつくしんぼ たむらちせい ちせいさんは高知県の中学校教師だった。熱血の教師という気配があった。俳句も熱心で、ある時期、彼…

  • 生きる途中土筆を摘んでゐる途中

     ◆今 ◇生きる途中土筆(つくし)を摘んでゐる途中 鳥居真里子 今日は二十四節気の雨水、雪が雨になり、氷がとける時候だ。日あたりのよいところではツクシが顔を出し…

  • かかなべてキヤベツ玉巻く春は老ゆ

     ◆昔 ◇かかなべてキヤベツ玉巻く春は老ゆ 石塚友二 「かかなべて」は日数を重ねて。「古事記」にある言葉だ。「春は老ゆ」は春が深くなり、晩春に近づくこと。この句…

  • 茹でやうか煮やうか焼こか春キャベツ

     ◆今 ◇茹(ゆ)でやうか煮やうか焼こか春キャベツ くにしちあき 句集「国境の村」(ふらんす堂)から。「焼こうか」とすると、前の二つの動作と同じ言い方になるが、…

  • 長閑さや脹れた腹をもてあます

     ◆昔 ◇長閑(のどか)さや脹(ふく)れた腹をもてあます 尾崎紅葉 病気で膨張したのか、それとも食べすぎて脹れたのか。「のどか」というゆったりした気配の季語から…

  • のどかさや一人で生きるより二人

     ◆今 ◇のどかさや一人で生きるより二人 斉藤実 昨日、俳句はときに小さな「言葉の楽器」だと言った。句集「百鬼の目玉」(コールサック社)にある今日の句は、「一人…

  • 母は母娘は娘のバレンタインの日

     ◆昔 ◇母は母娘(こ)は娘のバレンタインの日 山田弘子 その通りだろうなあ、と納得する句。この作者、昨日の作者の母である。この句、「母は母」「娘は娘」の対句、…

  • 星揺れてバレンタインの日の港

     ◆今 ◇星揺れてバレンタインの日の港 山田佳乃 句集「残像」(本阿弥書店)から。作者は神戸市で俳句雑誌「円虹」を主宰している。この句、神戸港がモデルだろうか。…

  • 早春の日ざし汝が肩わが肩に

     ◆昔 ◇早春の日ざし汝(な)が肩わが肩に 田中冬二 すこやかなペアという感じ。作者は「青い夜道」などの詩集で知られる詩人だが、俳句もよくした。今日の句は句集「…

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