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季語刻々

  • 栗飯のまつたき栗にめぐりあふ

     ◆昔 ◇栗飯のまつたき栗にめぐりあふ 日野草城 さもしいのだが、栗飯を皆で食べる時、自分の茶わんと人のそれをとっさに見比べる。栗がどれに多いかを見るのだ。子ど…

  • 栗飯のための栗剥くはかどらぬ

     ◆今 ◇栗飯のための栗剥(む)くはかどらぬ 山本一歩 山陰の城崎温泉。裏通りの理髪店をのぞくと、私と同年輩の男が包丁で栗をむいていた。それを見て、旅先で散髪を…

  • これ以上澄みなば水の傷つかむ

     ◆昔 ◇これ以上澄みなば水の傷つかむ 上田五千石 透明になった水がさらに澄むと、水は傷つくだろう、というのだが、この水の感覚、なんとなく分かる気がする。「上田…

  • 秋の滝みづのひかりを縒りあはす

     ◆今 ◇秋の滝みづのひかりを縒(よ)りあはす 江崎紀和子 「みづ」は水だが、「瑞」、すなわち清新という意味もある。「自らのひかり」というニュアンスもかすかに感…

  • 豆腐屋が寄付を集めに秋祭

     ◆昔 ◇豆腐屋が寄付を集めに秋祭 阿部みどり女 「豆腐屋」という具体性がいいなあ。祭りの当番は毎年変わって、来年は魚屋になるかも。私の育った佐田岬半島の村では…

  • みちのくや駅に始まる秋祭

     ◆今◇みちのくや駅に始まる秋祭 小川軽舟 「みちのくや」と広い東北地方を示し、その東北の一つの駅に焦点を当て、その駅の町の秋祭りが、あたかも駅から始まったよう…

  • 余命あり糅てて加へて残暑あり

     ◆昔 ◇余命あり糅(か)てて加へて残暑あり 相生垣瓜人(かじん) 「糅てて加へて」はさらにその上にという意味の慣用句。この作者、余命と残暑をほぼ同じものと見な…

  • 砂肝をたのみて秋の暑さかな

     ◆今 ◇砂肝をたのみて秋の暑さかな 小川軽舟 この句、私の現在の心境である。「たのみて」には期待してと注文しての両様の意味がある。ひらがなで書いた効果だ。この…

  • 月光にぶつかつて行く山路かな

     ◆昔 ◇月光にぶつかつて行く山路かな 渡辺水巴(すいは) 月光にぶつかるという感じ、分かるだろうか。私はとてもよく分かる気がする。歩いていると、月光が足にまと…

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