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季語刻々

  • 倚りかかりたきほど朧濃くなりし

     ◆今 ◇倚(よ)りかかりたきほど朧(おぼろ)濃くなりし 能村研三 もたれたいほどに朧が濃くなったよ、という句。いっしょにいる人にもたれるのか、朧そのものにもた…

    (2019年3月25日 02:08)

  • たんぽぽや故山はいつもひくかりき

     ◆昔 ◇たんぽぽや故山はいつもひくかりき 豊田都峰 故山は故郷の山。私も故郷の山は低いと思っているが、高いと思っている人も多いだろう。つまり、故山の低い派と高…

    (2019年3月24日 02:40)

  • 雀の鉄砲少年は誰か待つ

     ◆今 ◇雀(すずめ)の鉄砲少年は誰か待つ 高橋白崔(はくさい) スズメノテッポウ、スズメノヤリ、タネツケバナ、イヌフグリ、ナズナ、ホトケノザ……。散歩の途中の…

    (2019年3月23日 02:56)

  • 人ごみに蝶の生るる彼岸かな

     ◆昔 ◇人ごみに蝶(ちょう)の生るる彼岸かな 永田耕衣(こうい) 蝶と彼岸、春の季語が二つあるが、これはこれでいいのではないか。季語が重なると無駄な表現になる…

    (2019年3月22日 02:46)

  • 春彼岸手つかぬままの置薬

     ◆今 ◇春彼岸手つかぬままの置薬 新谷一代 彼岸という季節の変わり目に置き薬を確認した句。わが家などもこの句の通りだ。句集「素直な水」から引いたが、季語では春…

    (2019年3月21日 03:01)

  • 雉子の眸のかうかうとして売られけり

     ◆昔 ◇雉子(きじ)の眸(め)のかうかうとして売られけり 加藤楸邨(しゅうそん) キジは繁殖期が春、それで春の季語になっている。ところでこの句、食肉として売ら…

    (2019年3月20日 02:29)

  • 雉鳴くと車下ろしてもらひけり

     ◆今 ◇雉(きじ)鳴くと車下ろしてもらひけり 田辺富子 「キジも鳴かずば撃たれまい」という。キジはケン、ケーンと高く鳴く。それで居場所がばれて人に撃たれてしま…

    (2019年3月19日 02:42)

  • 葛飾や桃の籬も水田べり

     ◆昔 ◇葛飾や桃の籬(まがき)も水田べり 水原秋桜子 葛飾は江戸川下流の左岸、今の千葉県市川市あたり。「桃の籬」は桃の花の咲く垣根。その垣根は水田のそばにある…

    (2019年3月18日 02:58)

  • 桃の花百三歳の母訪はな

     ◆今 ◇桃の花百三歳の母訪(と)はな 甲斐よしあき 桃がもう咲いた。桃の枝でもさげて103歳の母を訪ねなくちゃ、という句。母は桃源郷にでもいる感じだが、実際は…

    (2019年3月17日 02:12)

  • 毎日の朝寝とがむる人もなし

     ◆昔 ◇毎日の朝寝とがむる人もなし 松本たかし 70歳で退職してから、ほぼ毎日、朝寝をしている。朝食後、小一時間眠る。多くの人が通勤電車でもまれているとき、ベ…

    (2019年3月16日 02:07)

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