シネマの週末・チャートの裏側
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アメコミと良心、明暗
洋画大作で、明暗が分かれた。「アクアマン」と「ファースト・マン」だ。このタイトルだと、なかなか中身のイメージが湧きにくいという人も多かろう。前者が、海底生物た…
(2019年2月15日 14:29)
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カタルシスの先には…
強力2大作の興行が、少し物足りない。「七つの会議」と「メリー・ポピンズ リターンズ」だ。前者は、最終の興行収入20億円台が狙える。後者は10億円台半ばか。通常…
(2019年2月8日 15:02)
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キムタクの直球で成功
正月興行における邦画実写作品のふがいなさは何とも残念だったが、いきなり助け舟が現れた。2週目も好調な「マスカレード・ホテル」だ。落ちが少ない。この分だと興行収…
(2019年2月1日 14:59)
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「ボヘミアン」の独自性
今週、米国在住の外国人記者が選ぶゴールデン・グローブ賞で、「ボヘミアン・ラプソディ」が作品賞、主演男優賞(ともにドラマ部門)を受賞した。映画賞の高い評価と商業…
(2019年1月11日 12:40)
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2018年を振り返る 既成概念破った良作
今回は「拡大版」として、2018年の映画興行のおおまかな動きに触れる。 邦画ではドラマ映画の復活、定番アニメの記録更新があった。洋画では強力シリーズものが威力…
(2019年1月4日 14:41)
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怒濤の描写力で
先週末の強力なアニメーション決戦は、「ドラゴンボール超 ブロリー」が制した。そもそも、興行を支える基盤が非常に大きい。前作(最終興行収入37億4000万円)か…
(2018年12月21日 15:10)
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今年最後の大問題作
正月映画に大問題作が登場した。「告白」などの中島哲也監督の新作「来る」だ。幸福そうに見える家族を、異界の魔物が襲う。見えない魔物で、映画はその恐怖の過程を描く…
(2018年12月14日 14:37)
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ブームの肥大化
「ボヘミアン・ラプソディ」の興行が、とんでもないことになっている。最終の興行収入で、50億円突破が見えた。当初推定の2倍以上で、さらに伸びる可能性もある。今年…
(2018年12月7日 15:03)
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優等生過ぎる完璧作品
甘美な記憶が呼び戻される。「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットの理由の一つをそう考える。1970年代半ばごろから80年代にかけて活躍した世界的なロックバンド、…
(2018年11月16日 15:01)
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「マジやばい」共感
映画の上映が終わると、館内からちょっとした歓声が上がった。少人数ではない。「アアー」といった意味不明ながら高揚した声が、ハーモニーのように響いた。それはすぐ、…
(2018年11月9日 15:03)