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毎日俳壇

  • 片山由美子・選

    ◎特選◎春の雨駅の鏡のみな曇る 大阪 池田壽夫【評】駅には鏡が多いが確かに大方曇っている。やわらかな春の雨の日、殊更それが目についたのだ。初つばめ空をすべりて来…

  • 西村和子・選

    ◎特選◎記念の絵未完のままに卒業す 宍粟市 宗平圭司【評】新型コロナウイルスの影響下の今春の作として、最も心打たれた。当人達と大人達の情が伝わる。古木には古木の…

  • 鷹羽狩行・選

    ◎特選◎耕してわが身のごとく鍬洗ふ 北九州市 篠原敬祐【評】一日の農仕事のあと、一体となって働いた鍬を、ねぎらうように洗ってやった。二つづつ妻と分ちて草の餅 北…

  • 小川軽舟・選

    ◎特選◎とろ箱を逃げだす蛸(たこ)や人丸忌 奈良市 梅本幸子【評】人丸神社のある明石の蛸か。逃げだす蛸が歌仙絵の柿本人麻呂に重なって見えておかしい。鵲(かささぎ…

  • 小川軽舟・選

    ◎特選◎洗剤の香の立つシャツや春の朝 津市 渡邊健治【評】クリーニング屋まかせにせず家で洗ったシャツなのだろう。やわらかな朝日が心地よい。馬の仔に太平洋の潮香る…

  • 片山由美子・選

    ◎特選◎読み返す母の手紙や春の風邪 神戸市 田代真一【評】寝込むほどでもない春の風邪。ふと生まれた空白の時間が心のゆとりをもたらしたのである。啓蟄(けいちつ)や…

  • 西村和子・選

    ◎特選◎御神火(ごじんか)と見紛ふ阿蘇の野焼かな さいたま市 橋本遊行【評】火山を神と見てこその「御神火」という言葉に野焼の火柱や勢いが表現されている。さへづり…

  • 鷹羽狩行・選

    ◎特選◎紙雛(かみびな)のそれぞれ吾子に似たるかな 青森市 天童光宏【評】手作りの雛人形はかざりけのない素朴なものだが、それでも折った人に似たところがある。雛(…

  • 鷹羽狩行・選

    ◎特選◎いつまでも覚めたくはなき春の夢 東京 東賢三郎【評】はかない感じの夢が多いが、中にはいつまでも見ていたくなるような艶なる夢もある。藁屋根のはやくも解けて…

  • 小川軽舟・選

    ◎特選◎春燈下皆美しく芝居めき 飯塚市 白木小鳩【評】人も調度もふいに芝居めいて見える。自分は観客席にいるのだろうか。春の燈の不思議。図書館の椅子居ながらの花見…

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