別役実物語 永遠に生きる不条理空間
「こういう会を催していただいたことに感謝しております。お礼の印として、1時間ばかり、現代演劇の在り方についてお話しさせていただきます」と、老劇作家があいさつす…
「こういう会を催していただいたことに感謝しております。お礼の印として、1時間ばかり、現代演劇の在り方についてお話しさせていただきます」と、老劇作家があいさつす…
7月13〜31日、東京・新国立劇場で上演された舞台「月・こうこう、風・そうそう」をもって、昨年3月から続いた「別役実フェスティバル」は幕を閉じた。実は約20年…
全国の劇団劇場が別役実の戯曲を上演していく「別役実フェスティバル」も、新国立劇場(東京都渋谷区)で13日から始まる新作「月・こうこう、風・そうそう」の上演でつ…
別役が育った旧満州(現中国東北部)で使われていた日本語は「一番平均的な標準語」。敗戦で日本列島に引き揚げた別役は故郷を失い、残ったのは無味乾燥な言葉だけだった…
別役実にとって、旧満州(現中国東北部)の生まれという出自は作家人生に決定的な影響を与えた。帰国後も、高知や長野を転々とする根無し草の育ちの故に、日本社会を上か…
「丁寧に、丁寧にやりましょう」 「2回もうなずくと、振り付けのための振り付けになってしまう。首を縦に動かすのは1回だけにしよう」 東京・池袋の劇団Pカンパニー…
東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストで1月に上演された別役実作の舞台「街と飛行船」。ラストの場面で、俳優陣の頭上に浮かぶ“飛行船”がぱっくりと割れた時、観…
男優が女装して演じる“公爵夫人”や、すぐに眠ってしまう“眠りねずみ”−−。不思議なキャラクターが登場するたびに、舞台の前に設けられた桟敷席に座っている子供たち…
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日本と韓国は、葛藤を乗り越えられないまま、2021年の歩み…
「気がつくと、所持金は103円でした。4日の仕事始めに出勤…
かつて多数のテロ・ゲリラ事件に関与し、犠牲者を出してきた過…