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エンタメ小説・今月の推し!

次々と世に出るエンターテインメント小説。例えばミステリー一つとってもさまざまなタイプの快作、意欲作があふれている。一緒にその大海を航海しましょう。

  • 水墨画が開く青春 響く生活の重なり

     砥上裕將(とがみひろまさ)さんの『線は、僕を描く』(講談社)は、メフィスト賞受賞のデビュー作。水墨画の世界を通して描く鮮烈な青春小説だ。 大学生の青山霜介は1…

  • 熟達のサスペンス 物書きの深淵に迫る

     真保裕一さんの『おまえの罪を自白しろ』(文芸春秋)は、読み終えてため息が出た。熟達の腕を見せつけるサスペンスだったからだ。 衆議院議員、宇田清治郎の孫が誘拐さ…

  • 居心地悪い近未来 古さの中に現代性

     いつもほんの少し先の未来を描く藤井太洋さんの新作『東京の子』(角川書店)は、東京オリンピック・パラリンピックを終えて3年後の東京が舞台。主人公の仮部諫牟(かり…

  • 作家の自負と円熟 語り口と描写の妙

     乙川優三郎さんの『この地上において私たちを満足させるもの』(新潮社)は、積み重ねた歳月の物語。作家自身の人生と執筆生活に培われた自負と、心境が濃厚に匂い立つ。…

  • 現代の悪意 戦後生き抜く

     相場英雄という作家は、時代をリアルタイムに描き出すため、生すぎないかと危ぶむほど紙一重の設定をすることも辞さない。『血の雫(しずく)』(新潮社)は腰が据わって…

  • 異形の全編鯖 異色の最後

     今年1月、第1回大藪春彦新人賞に選ばれた赤松利市さんは61歳(当時)で住所不定、無職。ホームレスの経験もあるという経歴が目をひいた。その赤松さんが底辺の人間を…

  • 悲しみと冒険 際立つ「礼」の軸

     戦後間もなくから本土復帰までの沖縄を舞台に、虐げられた人々の悲しみや恨みを背景にしながら、みごとな冒険活劇を見せてくれるのが真藤順丈さんの『宝島』(講談社)だ…

  • 当主の覚悟 今どきの一歩

     下克上で成り上がった戦国大名・宇喜多直家を、鮮やかな筆致で浮き彫りにしたデビュー作『宇喜多の捨て嫁』(2014年)で注目された木下昌輝さんが、『宇喜多の楽土』…

  • 出口ないJK 死を見つめる

     桐野夏生さんの『路上のX』(朝日新聞出版)は、現代格差社会の闇の一つ、出口がないJK(女子高生のこと。広義ではその年代の女の子)の生きる姿に斬り込んだ戦慄(せ…

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